興味深い記事があったので抜粋します。
逆選択 adverse selection
買い手と売り手の持つ商品情報に偏りがあるために市場原理に基づく効率的な資源配分が妨げられ、品質の良い商品が市場から姿を消してしまうこと。
もっとも有名なのは、経済学者ジョージ・アカロフが示した中古車の例。ある中古車が事故車かどうか、故障しないかどうか、いちばんよく知っているのは売り手である中古車ディーラー。しかし買い手は、売り手の言葉しか情報がない。これを「情報の非対称性」という。
この場合買い手は、車が本当に良品だった場合の価格と、欠陥車だった場合の価格の平均の価格以下でしか車を買おうとしない。その結果、欠陥車はその価値以上の価格で売れるが、良品車のオーナーは売るのをやめてしまう。情報の非対称性のために、中古車市場は欠陥車だらけになり、良品車が姿を消す逆選択が起こる。
中古車ディーラーによる品質保証や商品ブランド、チェーンやフランチャイズなどは、こうした情報の非対称性を是正し、信用を補完する機能を担っているとアカロフは指摘した。newsweek日本版1175号より
http://ja.wikipedia.org/wiki/逆選択
iPhoneアプリでは良いアプリが目立たず売れない、と嘆かれてます。
価格競争や中身のないキャッチーさでランキング上位に上がることが常態で、品質だけではランキング上位に上がることはなかなかない。
ユーザーが最も参考にするのはそのランキングである。次点は紹介サイトなどがあるが、それらの信頼性が極めて低くなる悪循環になる理由がある。そのランキングを見てユーザーは売れているから人気がある、人気があるから面白いはずだ、と帰納的に考えている。紹介サイトはアフェリエイトや広告収入によって成り立っているため、ランキング上位に来ているアプリ、または「面白さ以外の理由も含めて」ランキング上位に来そうなアプリを紹介する。
すなわちユーザーが得られる主要な情報は信頼性の薄い商品が多くなる。
これは情報の非対称性といえる。
・・・皆さんも実感していることでしょう。
ランキング上位のわりに、また、記事に書いてあるほど、面白くないということが。
対策として「品質保証」を考える。
品質保証機関を設立し、公正・厳正に審査を行い、格付けする。
例えばいくつかの項目のレーティングと、200文字程度の短い評論。
品質保証機関自体の評価が高くなければならない。
優秀なアプリを開発したクリエーターや、すでに名実のある人物とか。
・・・とか考えてたら、そういう意図のシステムがfacebook connectで既にありましたね。
LivingSocial
こちらは春に登場して1ヶ月で1000万MAU行きました。全体ではiPhoneアプリに限らずCDアルバム、本、映画など様々なジャンルに対応。インターフェースに優れていて、プロフィールにも貼ることが出来たためユーザーのコレクションの顕示欲を満たし(リニューアル前のfacebookはここが重要だった。)、巨大SNSの上にあって友達間に広がりやすい高いバイラル性がありました。

日本でも、そういえばTokyoCampで同席していた、
http://www.rainbowapps.com/
iPhoneアプリ専用です。
この中で自分にとって信頼の置けるユーザー(情報提供者)をフォローすることができます。
趣味がマッチしていれば、有益な情報元となるでしょう。
リアルな「いつもいいものを紹介してくれる友人」、とまったく同じシステムですね。
・・・リア友との関係、これってソーシャルアプリのデザイン論に応用できる・・
なんて考えはあべこべ?
いや、これがソーシャルアプリケーションデザインの本質では??
身近なところに、ソーシャルアプリのアイデアはあるのかも。
それも、身近な社会に。








