遅くなりましたが。
9月10日から11日にかけて、福岡で開催されたモバイル・ビジネス・サミット2009に招待されまして、出席してきました。報告します。

mbs09
最初のセッション「モバイルでも本格化するソーシャルアプリ」はいきなりIstpikaにとって重要な、国内のソーシャルプラットフォームオープン化の話がテーマでした。
Mixiは笠原社長が登壇。Mixiアプリ(PC)が好調である旨が説明され、今後始まる(なお10月14日と先日通知された)アプリモバイルも含めて収益化が期待できるデータが紹介されました。アプリのPVも好調でMixiアドプログラムによる収益というビジネスモデルも期待できそうです。
例えばMixiアドプログラムでのSAPへのフィーはPVあたり0.01円から0.05円なので、100万人のユーザーを集め、1か月に10回プレイ、1プレイあたり10PVだとすると1億PVとなり、0.05円のランクにもなると、そこそこの収益になります。そのためには百万人集めるつかみやバイラルデザインはもちろんですが、1か月に10回プレイ、1プレイあたり10ページはアクセスするような持続性あるデザインも重要となってきます。まあ実際、iPhoneでも任天堂DSでもそこまで持続性あるゲームは相当優秀なゲームです。簡単ではありません。もちろん持続性だけ無理にデザインしても、だれも2度と立ち上げないアプリとなってしまいます。
DeNA守安氏からは、モバゲーオープン化について公の場で初めて説明されました。にもかかわらず既に参入を表明している30のコンテンツメーカー名が発表。その中には日本の有名TVゲーム会社もちらほら。さすがモバイルゲームSNSです。Mixiアプリと同じく規格はオープンソーシャルを採用、とMixiと似ているように感じますが、違いとしては、こちらは既にゲームのためのユーザーを多数抱えているという点、ゲーム内課金にも既にシステムや実績があるという点(あれ?モバゲーって無料じゃないの?と思うかもしれないが、DXゲームのほうは課金システムも併用している)、また基本的にモバイルのみでありPCには対応しない、という点です。ここに参入するならその差異を自社の得意分野に照らし合わせて検討する必要があるでしょう。
Istpikaはどうするか?Istpikaも30社に入る機会もありそうなものですが、小さいのでリソースも少なく、そのうえモバイルに特化したモバゲーに参入するべきかどうかは判断の難しいところです。またIstpikaが重視するのはこの新しいプラットフォームで、FacebookやMixiプラットフォームのように、(高度な)バイラルテクノロジーを搭載したソーシャルアプリケーションが作れるのか否か。現時点(9/19)でその詳細が公開されていないモバゲーについては何とも言えません。しかし今後プラットフォームの仕様が開示されていくにつれ、機会があれば、意見提案していこうと思います。
最後のプレゼンはロックユーアジアの渡辺社長。日本ではMixiアプリで本格的な「本場の」ソーシャルゲームを複数提供しています。彼らの戦略は日本のSNSのみならず、アジア圏に既に多数乱立しているSNSゲームプラットフォーム(中国、韓国、ロシアその他にそれぞれ数千万人のユーザーのプラットフォームが既にいくつもある)に対応していく、とのこと。
IstpikaがフォーカスしているFacebookは先日3億人の人口となったと発表され単体で圧倒的に世界一のSNSであり、その3億人を相手にバイラルテクノロジーを使用して商売できるのが魅力なわけですが、ここで紹介されたアジアのSNS群を合わせても相当なユーザー数を相手に商売できる。しかしIstpikaとして考えてみると多数のプラットフォームにアジア圏の言語で対応していくのはここしばらくは現実的ではない。しかし例えば、Facebookでリリースしたアプリをロックユーアジアさんに持ちかけてアジアでリリースしてもらう、ということはアリかも。…まあまだまだ先の話ですが。
なおこの会の司会進行はInnovation.jpの半澤さん。縦横無尽に飛び回ってコンテンツ業界をコネクトする活躍してらっしゃる方で、気さくな司会進行が小気味よく、楽しかった。こちらのBlogでサミットの内容も詳しく報告されています。
innovating.jp – モバイル・ビジネス・サミット2009メモ
その後も、多数の魅力的なセッションがありましたが・・#1でこれだけ長くなってしまったので割愛します。サミット全体に通して気付いたこととしては、随所に「ソーシャルアプリ」や「オープン化」の話が出てきたこと。ソーシャルアプリやゲーム、SNSのバイラルテクノロジーがコンテンツ業界にとって無視できないジャンル、技術であるという認識が広まっているようです。また驚いたのは、懇親会でもFacebookはもちろんIstpikaを知っているという方に多数会うことができました。感激です!
Istpika設立時はそんな話題はほとんどなかったのに、話の通じる相手が増えてうれしい限りです。しかしMixiアプリも始まり多数の企業がソーシャルアプリをよく勉強し参入してきたので、Istpikaはすでにユニークな存在でなくなりつつあるということは事実です。これからは業界内のポジショニングも意識しつつ、着実にタイトルをリリースして実績を見せていかなくてはなりません。ということで、IstpikaのTwitterやFacebookページのフォローをお願いします(^^)
http://twitter.com/istpika/ (english)
http://twitter.com/istpika_fan_jp/ (Japanese)
istpika facebook official page
istpika mixi official profile
※なおモバイルビジネスサミットの詳細な報告は各Blogやニュース記事のほか、Twitterのハッシュタグ#MBS09でも知ることができます。これはほとんどが当時現地にいる人からリアルタイムに実況されたりコメントされたりした内容です。ぜひご覧ください。








