(fluff)Friendsはfacebookで最も優秀なソーシャルゲームかも

facebookのアプリと言えばMafiaWars、FarmVille、PetSociety、RestaurantCityにCafeWorld、HappyAquariumとFishVilleなどの話ばかりで、MafiaWarsなどと同じぐらいの老舗アプリ、(fluff)Friendsについては殆ど注目されてない気がする。
日本でもソーシャルゲームが既に流行し、「ソーシャルゲーム、ソーシャルアプリとはなんぞや」と言った事は語られつくしています。さらにクリノッペ擁するGREEもついに乱入するということなので、このゲームはもっと評価されても良いのでは、と思いました。
何が言いたいかというと、「ソーシャル性がとても高い」「ブラウザゲームである」「マネタイズも強力(みたい)」これを2~3年前に既に実現していたのです。
パブリッシャーはSGN、その名もSocialGamingNetwork。cool..!!

このSGN、2008年はまだまだZyngaと戦っていた。
ゲーム開始:ZyngaとSGNのソーシャルゲームデベロッパーを巡る戦い(TechCrunch)
Facebookのマーケットシェアを購買拡大するソーシャルゲームネットワーク(TechCrunch)
2008年4月時点ではZyngaより上。

これによりSGNは、Facebookユーザ(4850万人)がインストールしているアプリケーションの開発に携わった企業を示すランキングで、Slide(9770万)とRockYou(7260万)に継ぎ、Zynga(3470万)の1つ上に位置することになった。

(fluff)Friendsも2007年7月には存在していたようなので、FacebookのAPI開放前から存在するアプリということになる。
なお、SGNはこの制作企業を買収したようです。

さて、内容を説明しましょう。
アプリはペット育成コミュニケーションソーシャルアプリ、といった内容です。最初にアクセスしたとき、何種類もの動物から自分のペットを1対選び、名前をつけます。それからは目的は特にありません・・ペット友達との交流が目的です!
することは、ペットにフードをあげる、可愛がる、アート(ペットの表示方法)をエディットする。そして友達のペットにもフードをあげる、可愛がる、ギフトする、アートを評価する、またコメントを残す、友達とレースする・・、などです。ネタは沢山提供されています。

殆どブラウザのみで出来ており、Flashの使用もごく一部です。しかしアニメーションはまったくありません。やはりブラウザゲームですね。日本のモバイルソーシャルゲームに近い表現力と言ってよいでしょう。

1)ホーム画面:

ヘッダーはメニューやクエスト、次にメインは上から自分たちのビジュアル、友達へのリンク。
右帯は最新の商品のPR。
TopRankedはアートコンテスト。自分のビジュアルをエディットできるのでそれを他のユーザーに評価してもらえます。その最新の上位アート。

RecentFeeding、RecentGiftsReceivedは最近自分のペットが受けたほかユーザーからのアクション。つまり「更新履歴」「アクティビティ」です。それらのアクションと同時にコメントをテキストでつけてもらえることもあります。
RecentPettersも同じくペット(可愛がる)された履歴。「あしあと」みたいなものです。
これらユーザーの顔アイコンをクリックすると、もちろんそのユーザーのペット画面に飛びます。

・・これがホーム画面です。これらの機能、日本流モバイルソーシャルゲーム(クリノッペや怪盗ロワイヤルなど)とそっくりでしょ?

さて友達のページに行って見ましょう。
2)他のユーザーのペットページ

ペットビジュアル、その右:ユーザーのFBページへのリンクと顔アイコン、ステータス、機能ボタン。
ステータスとしては、「Speed」のみが重要で、食事をすると上がり、これは機能ボタン「Race Me」でペット同士でかけっこ競争をするときのパラメータとなります。

Informationには、ここには何も書いてありませんが「Welcome」などユーザーが自由に書いて設定しておくこともできます。
右のRecentPettersやRecentGiftsは、やはりこのペットと絡んだあしあとです。
下の(fluff)Spaceは、足跡ついでにユーザーの残した伝言板です。
ちゃんと会話をしていたり、アートを褒めていたり。またCandyHearts=+10 などとコメントしているのは?
これは機能ボタン「Feed Me」で、このペットにフードを上げたとき、どれだけ「Speed」が上昇したかが表示されるので、親切にそれを書き残してくれているのです。

このアプリには沢山のフードが登場し、ペットには固有の好き嫌いがあるので、情報収集が大切になってきます。
本人は自分がフードをあげた時はもちろん、友達がコメントに残してくれた情報も収集し、先ほどの「Information」に書き残しておく、という文化が出来ています。
たとえばこの人はきっちり残しています。

ここまで書かれていたら、フードをあげる側としても、なるべく効果の高いフードをあげよう、という気になりますね。

3)ペット(可愛がる)を行ったときの画面

ペットしました!というお知らせ。クリック一つで行えます。そして5Mummyをゲット。
また、他のお友達にもペットすれば?と、わざわざ促してきます。
画像と名前を見せることで、そういえば最近行ってないな、と思い出せます。このあたりがソーシャル性を高めるポイントです。

4)エディター

(fluff)Editor画面で、アートをカスタマイズできます。ここのみFlashで出来ており、非常に操作性が高いです。出来たアートはFlashなしでも表示できる状態になります。
パーツは膨大にあり、SHOPで購入したり、友達からギフトでもらったりすることで入手できます。友達からギフトでもらったデコレーションアイテムは、使わないわけには参りません。友達が見に来るわけですから。
考えることは・・、うまく適切に配置するか、ユーモア交えた配置にするか、真剣に考えてしまいます。

5)アート

アートがすごい。専用の一覧ページが用意されています。そしてたびたびテーマが与えられコンテストが開催されています。
先ほどのエディターで制作するのですが、もともとのパーツを工夫して、人間の顔を作ったり、もはや抽象芸術といってよいものまで様々。
またバンクーバーオリンピックの時期にはフィギュアスケートをテーマにしたアートも多数アップされてました。

アプリ外のFacebook内にもいくつもグループ(コミュニティ)が出来ていて、ギャラリーがすごいことになっています。
そしてそれらアートを評価するとともに感想をコメントに残し、同時に自分のペットへのURLを書き込む、という文化も成立しています。ユーザー同士でアクティブ率向上に貢献してくれているわけです。

6)ショップ

ショップはパーツやフードを購入するところです。仮想通貨「Mummy」や課金通貨「Gold」、「GoldenTicket」などで購入することが出来ます。
これらの価格は毎日変動するのもポイント。先ほどペットには好き嫌いがある、と書きました。なので、好きなものが安いときを狙って大量購入すべき、となります。それ自体ゲーム性があり面白いし、デイリーアクティブ率の向上にもつながるでしょう。
友達のペットのために大量購入してギフト、ということもあり得るでしょう。

7)課金システム

課金システムは充実しており、単体での購入のほか、facebookでは珍しく月額課金も対応しています。
また$5以上ならGoldenTicketもオマケで付いてくるので、高めで購入しようかな、という気にさせます。
説明もとことん親切で、不安はありません。


しかも最近facebookポイント(facebookが提供し始めた共通課金通貨。説明はコチラ)に対応してきました。

8)新しい友達に出会う

メニューのFriendsタグの中のMeet New Friendsでは、新しい(fluff)Friends友達を作る助けになるでしょう。
・新着ユーザー ・最近フードを与えてない友達 ・アートコンテスト上位者 ・ランダムユーザーで一覧することが出来ます。
facebookの顔アイコンと名前、ペットの名前と一言メッセージで世界のユーザーの中から選ぶことが出来ます。ここからfacebookのバーチャルフレンドにしていくかは自分次第。
何を基準に選ぶか・・ビジュアルですか?ご近所さんですか??それも自分次第・・。
やはり圧倒的に女性ユーザーが多いです。

まとめ:
(fluff)FriendsのMAU(月間アクティブユーザー数)はただいま469,601人。今は少なくなっていますが、このアプリも、多いときは数百万人はいたと思います。しかしこれでもかなり高いARPU(収益)を継続的に稼いでいると想像します。
僕も試しにここで沢山の(fluff)Friends友達を得てみましたが、みな延々とこのアプリを使っていることが、僕のペットへのRecentPettingなどで分かります。アクティブ率・リピート率が非常に高いということです。
またイベントやアイテム追加も頻繁に行い、そのたびに盛り上がってました。コミュニティでのPRも良心的で、ユーザー同士の情報交換も活発、沢山のグループが出来ています。

「ソーシャルゲーム」のソーシャル性とは、アプリの機能として「インバイト」「ランキング」「仲間を増やして有利になるシステム」などを提供して終わり、ではなく、「アプリの中でユーザー同士が交流することで、ユーザー同士が何らかの『文化』や『ソーシャル』を作り始めて、さらにアプリ外でも自発的にコミュニティが出来ていく」ことが理想であり、それが実現していれば優秀なソーシャルアプリゲームと言えるのでは無いでしょうか。
(fluff)Friendsは、僕の知る限りfacebookで最も優秀なソーシャルゲームだと思います。